奈良市尼辻中町 【iPhone12】 リンゴマークから進めない
2023/11/10
みなさんはiPhoneの不具合の1つ、「リンゴループ」をご存知ですか。
これは「iPhone起動時に表示されるリンゴマークがついたり消えたりして
一向にアプリ画面に進まない」という症状です。
一応起動はする状態ですが、何の操作も行うことができないので、
機能的には起動しない状態と何ら変わりません。
リンゴループになってしまう原因はいくつかあり、
我々修理店のスタッフでも端末をぱっと見ただけでは原因の判断は難しいです。
そのため、まず修理対応の際に真っ先に行うことは、
お客様にリンゴループになってしまう前の前兆がなにかおありだったかというご確認です。
このご確認の段階で、なにか明確な前兆(落下、水没、アップデート中になど)が分かれば
修理内容が明確に決まりスムーズに修理を進めることができます。
いくつかリンゴループに陥ってしまう原因を挙げていくと、
画面、バッテリー、近接センサー、基板の劣化(衝撃、水没の影響や自然劣化)や
容量不足、iOSのアップデートミスなどがあります。
近接センサーとは、「通話の際にタッチ誤作動を起こさないために画面を暗くしてくれる部品」で、
基板とは、「各部品を配置している板」のことです。
特に、基板は端末を支える上でかなり重要な役割を持っており、
故障してしまうと今回のようなリンゴループに陥るだけでなく、
完全に電源すら入らなくなること(起動不良)もあります。
iOSのアップデートミスに関しては、アップデート中に充電残量が少なかったり、
回線状況が悪い場合だと起こることがあるので注意しましょう。
本日修理依頼をいただいた端末は1度落としてしまってからリンゴループに
なってしまっている状態でした。
この場合は衝撃によって画面、バッテリー、近接センサー、基板のどれかが
故障してしまったと考えられます。
(稀に複数の部品が故障している場合があり、その場合は不備な部品全てを
交換しなければ症状は改善されません。)
まず当店がさせていただく作業としては、基板以外の部品の仮付けです。
仮付けとは今回のようなリンゴループや起動不良の端末に対して行う調査方法であり、
部品を完全に交換するのではなく、コネクターという線だけを基板につなぎ、
機能的には新品の部品状態にして症状の改善が見られるかを確認する方法です。
例えば画面の仮付けでリンゴループ症状が改善された場合は、
その後正式に画面交換を行いリンゴループの改善修理は完了といった具合です。
今回の端末は部品の仮付けでも改善が見られなかったため、
基板が故障してしまっている可能性が高く見受けられました。
基板修理となると、当店で行える作業ではなくなるため
提携している業者さんに端末を送り修理を始めてもらう流れとなります。
今回のお客様も基板修理を依頼され、どうしてもお預かり修理になるので
1週間前後のお日にちはいただいてしまいましたが、無事リンゴループが改善した状態で
お返しすることができました。
ちなみに、アップデートミスによってリンゴループになってしまった場合は、
当店専用のソフトに端末をつなぎ安全なアップデートを進めて改善していきます。
アイプラス奈良店の修理は部品交換でのご対応になるので、
基本的にデータはそのままの状態でお返しすることができます。
お使いの端末がリンゴループや起動不良になってしまうと、
焦ってすぐ本体交換や新機種の購入を考えてしまう方もおられるかもしれませんが、
もしデータのバックアップをとっていなければ新規の端末に
データを移行することはできません。
その点、当店で修理をしていただければデータはそのまま残った状態で
復旧することができます。
もちろん、修理対応の費用の方が本体交換よりはるかに安いので、
ぜひ当店での修理を検討していただければと思います。
ご予約はこちらからhttps://iphone-plus-nara.com/form_reserve