宇陀市菟田野別所 【iPhoneSE2】 起動してもすぐに電源が落ちる
2023/11/10
iPhoneのバッテリーは消耗品であり、寿命は2年前後と言われています。
バッテリーの劣化具合は設定上でバッテリーの最大容量数値から把握することができます。
この数値が85%ほどになるとバッテリーを新しいものに交換したほうが良いと
iPhoneの開発社であるAppleさんは推奨されています。
バッテリーが劣化する原因として、「充電」と「放電」の繰り返しが挙げられます。
放電とは充電によってためた電気を色々な操作に使用するという充電の対義語にあたります。
この充電と放電を繰り返して行いすぎたり、また逆にどちらかに偏らせすぎてしまうことで
バッテリーの劣化は進んでいきます。
そのため、どちらの働きも均等になるような使い方が重要になってきます。
また、今からは程遠い季節ではありますが、真夏はバッテリーが劣化しやすい季節といえます。
iPhoneのバッテリーが耐えれる温度は40度までとなっており、
それ以上の熱が加わるとどんどん劣化が進んでしまいます。
近年の夏は外気温が35度を超える日も珍しくないと思いますが、
そこに加えてバッテリー自体の熱が加わるので設定温度の40度を超えてしまうことも
珍しくないのです。
今回、お客様からお預かりしたiPhoneSE2は電源をつけても
すぐにまた電源が落ちてしまうという状態でした。
これはバッテリーかバッテリーの基板が劣化することによって引き起こされる症状です。
このように原因がはっきりしない場合は、まずバッテリーの仮付けを行います。
完全にバッテリーを本体に固定するのではなく、
コネクター(部品と本体を繋ぐ線)だけをつないで症状が改善されるかどうかを試す方法です。
今回はバッテリーの仮付けの段階で、症状が改善されたので、
正式にバッテリー交換を行い修理は完了いたしました。
修理時間は30分ほどで済みすぐにお返しすることができました。
ちなみに、基板修理の場合は当店が提携している業者さんでの修理となるため、
1週間ほどのお日にちをいただきます。
バッテリーの劣化と聞くと、充電の減りが早いや充電の溜まりが遅いといった症状を
イメージされるかと思いますが、
これはあくまで初期症状で、劣化が進むと今回のように起動が安定しなかったり、
そもそも起動すらしないといった厄介な事態にまで発展してしまうのです。
また、バッテリーの劣化によって急に電源が落ちてしまう場合は、
端末が電源を切る準備をしない状態で落ちてしまうということなので
1部データが消えてしまったり、システム内でバグが起きてしまう可能性があります。
このようにバッテリーの劣化の放置はかなり危険なので、
初期症状を感じられた時点で速やかに修理をしましょう。
iPhoneのバッテリーは外気温が低い冬になると、
充電の減りが早くなる傾向があります。
理由としては、低い気温下ではバッテリーの化学反応の速度が遅くなり、
電圧低下が早くなってしまうためです。
上記でiPhoneのバッテリーが耐えれる最高の温度は40度までと
説明しましたが、最低温度に関しては0度といわれています。
冬でもバッテリーの本来の機能を使うためには、
なるべく外気温に触れないようにしたり、
保温性が高いケースを使ったりなどの対策をすることが大切です。
また、ある程度充電が減ることを見越してモバイルバッテリー(携帯型の充電器)
を常備していくことも良いかと思います。
当店のiPhone修理はバッテリー交換だけに限らず、さまざまな部品交換が
可能となっております。
iPhoneの不具合が起きてしまった場合は、ぜひアイプラス奈良店にご相談ください。
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