【iOS17.3のアップデート内容】今回もアップデートは危険?
2024/02/09
iOSのアップデートとはiPhone内で新しい機能が使えるようになったり、
以前起きていたバグが修正されるというような意味合いです。
しかし、実際iOSという言葉自体は少し謎に感じられている方も多いかもしれません。
まず、iOSの前にOS(オペレーションシステム)について理解しましょう。
OSとはアプリの実行やソフトウェア(目に見えないシステム)とハードウェア(目に見える部品)間の
データのやり取りを制御するなど基本的な操作に関わるシステムです。
iPhoneの場合は「iOS」、Androidの場合は「AndroidOS」と呼ばれます。
私たちが普段アプリ操作や電話、ネット検索ができているのはこのOSのおかげです。
多くの携帯端末はAndroidOSをOSとして使用しているのに対し、
iPhone(Apple社)は独自のiOSをOSとして使用しています。
その理由は自社で開発したシステムであるため、アップデートに長期間対応させることができるためです。
実際、iPhoneの多くのモデルは発売してから5年ほどはiOSの更新に追いつくことができ、
最新の機能を使い続けることができます。
今現在では、iPhoneXS(2018年発売)以降のモデルは最新のiOSをアップデートすることができます。
近頃、iOS17.3が発表されかなり注目を集めています。
まず今回追加された新機能について説明していきます。
・盗難デバイスの保護
設定上から、「盗難デバイスの保護」という機能をオンにすることができ、
この機能をオンにするとパスワードの閲覧や保護、AppleIDのサインアウトなどの際に
生体認証(FaceID,TouchID)が必ず要求されます。
・AppleMusicに「共同作業」が追加
AppleMusicで作成したプレイリストを友達と一緒に編集することができます。
この2つが主に追加された機能です。
また、今回のアップデートによってセキュリティ面の安全性も高くなったようです。
現在、iOSの更新後に不具合が生じるという報告が多くされていますが、
今回のiOS17.3については
・再起動が繰り返される
・情報漏洩
・WiFi関連の不具合
・音が鳴らない
などの不具合が報告されています。
これらの不具合に対する対処法などもネット検索をすればいくつか出てきますが、
その対処法で確実に改善するという保証はありません。
先ほども記載した通り、iOS17を更新すると不具合が起きたという報告が多くされています。
不具合の種類に関してはかなり多く、
中には使用することすらできないような不具合も報告されています。
今回のiOS17.3においてもやはり安全性が高いとは言い難いものです。
iOS17.3をアップデートしないとiPhoneが十分に使えなくなるという心配はないため、
新しい安全なアップデートが発表されるまで見送るというのが賢明な判断のように思えます。
iOSの更新とはあくまで「iPhoneをより便利に、また安全に使えるようにするためのもの」であり、
使っていく上で必須というものではありません。
長年iOSの更新をしていないと、iPhoneの動作が重くなったり、
充電の減りが早くなったり、急に電源が落ちてしまうなどの症状が起こることもありますが、
今回のiOS17を見送っただけでそれらの症状が起きることは基本的にはありません。
おそらく今後の進展で安全性の高いiOSが発表されるはずなので、
それまではアップデートができるからといってむやみにするのは避けておきましょう。
また、iPhoneの設定上で自動アップデート機能がオンになっている場合は、
意図せずアップデートが開始されてしまうのですぐにオフにしておきましょう。