奈良市北室町 【iPhone14】 充電残量があるのに急に電源が落ちる
2024/06/06
本日はiPhone14の修理相談をいただきました。
症状としては、十分な残量があるにも関わらず急に電源が落ち、
再起動が繰り返されるという非常に深刻なものでした。
一応起動はしている状態でしたが、
1分おきに再起動が繰り返されてしまうため、
アプリ操作やデータ移行も手がつけられない状態でした。
このような再起動症状は基本的にはバッテリーか、
内部の基板の故障によって引き起こされます。
今回はバッテリーの仮付け段階で30分ほど起動状態で放置をしても
電源が落ちなかったので、バッテリーの故障が原因だと判断ができ、
バッテリーの交換をさせていただきました。
もし、バッテリーを仮付けしても変わらず再起動が繰り返されれば
基板が原因ということになるので基板修理のご案内をさせていただきます。
当店での修理はデータもそのままでお返しが可能なのでご安心ください。
今回交換させていただいたiPhoneのバッテリーですが、
自然劣化が激しい消耗品といえます。
リチウムイオンバッテリーという高速充電やサイズの縮小が可能な
バッテリーが内蔵されているのですが、
使用頻度が上がるにつれて劣化が早まるという特徴もあります。
実際、iPhoneのバッテリーは使用年数が2年ほどされており、
端末を5年以上など長く使っていくためには定期的な交換が必要です。
バッテリーの劣化による症状でいうと、
一般的には充電の持ちが悪くなるといったイメージがあると思うのですが、
他にも、
・充電速度が遅い
・充電残量があるのに急に電源が落ちる
・熱を帯びやすくなる
・動作が重くなる
・起動しなくなる
などの症状が挙げられます。
バッテリーの劣化による電源切れなどは1部データの損失や、
システム内でのバグ発生にもつながるので
そうなってしまう前にバッテリーは交換しておきましょう。
バッテリーの交換時期ですが、
先ほどお伝えしたように使用年数が2年前後である点から
購入してから2年経ったタイミングで交換していただいてもいいですし、
充電の減りの早さを感じたタイミングで交換をするのもいいと思います。
ただ、iPhoneは便利なことに設定上からバッテリーの劣化具合を
正確な数値として判断することができます。
設定→バッテリー→バッテリーの状態と充電と進んでいくと、
バッテリーの最大容量というのが%表記で確認できます。
この最大容量はなにかというと、
端末が満充電された際に実際に使える充電量のことです。
新品時はもちろん100%なのですが、使用を重ねるごとに数値が下がっていきます。
例えばこの最大容量が80%だと、右上の充電残量が100%でも
実際には80%分しか溜まっていないということになります。
最大容量が85%前後になってくるとバッテリーの機能性がかなり落ちるので、
交換をした方がいいとApple社は推奨されています。
ぜひ交換時期の見極めとして最大容量の確認を定期的に行ってみてください。