奈良市七条町 【iPhoneSE2】 起きたらリンゴループに…
2024/06/16
iPhoneやiPad、AppleWatchなどのApple製品に起こりがちな
リンゴループという不具合があります。
これは起動時に表示されるリンゴマークが消えず、
一向にロック画面に進まないという非常に深刻な症状です。
明確な外的要因によって起こることもあれば、
何の心当たりもなく急に起こってしまうこともあります。
原因はいくつかあるのですが、
・部品・基板の故障(衝撃や水没、また経年劣化など)
・iOSのアップデートミス
・ストレージの容量不足
などが主な原因です。
リンゴループに関係してくる部品は、
画面、バッテリー、近接センサー(電話機能に関係する部品)です。
ストレージの容量不足に関しては、
単に設定されている容量を超えなけれあいいというわけではなく、
設定容量の9割を超えてしまうとリンゴループが起きてしまったり、
かなり動作が重くなってしまうので常に十分な空きは作っておきましょう。
本日はiPhoneSE2のリンゴループ改善をご依頼いただきました。
先ほどもご説明した通り、リンゴループになってしまう原因はいくつかあり
ぱっと端末を見ただけでは原因が判断できない場合があります。
そのため、リンゴループの修理相談をいただいた際には、
まず原因を推定するところから始める必要があります。
基本的にはお客様にリンゴループになってしまった前兆などがあったか
どうかをご確認させていただいております。
今回のiPhoneSE2でいうと寝てる間にリンゴループになってしまったとのことでした。
寝てる間に部品や基板の自然故障が起こってしまったとも考えられますが、
こういった場合はiOSの自動アップデートのミスが原因のことが多いです。
iOSのアップデート中に充電残量が少なかったり、回線状況が悪いと
急に電源が落ちてしまいそこからリンゴループになってしまうことが多いです。
このようなアップデートミスによるリンゴループは、
正常にアップデートを行えば改善できるのですが、
リンゴループ状態では端末からのアップデートが行えません。
当店にご相談いただければ専用のソフトとiPhoneをつなぎ、
パソコンから安全にアップデートを進めさせていただきます。
今回もソフトでのアップデートを行うことで、
無事リンゴループが改善できデータもそのままの状態で復旧ができました。
基板の故障というのもリンゴループの原因になりうるのですが、
基板と聞いても「精密機器の大切な部分」というふわっとした
イメージしか浮かびにくい方もおられるかと思います。
基板とは簡単にいうと、本体内のすべての部品を設置している板のことです。
すべての部品はこの基板から配電を受けて各機能を果たせるようになっています。
人間でいうと心臓と呼ばれるほどかなり大事な部分なので
故障してしまうと今回のリンゴループだけでなく、
充電不良や完全な起動不良状態になってしまうこともあります。
基板は衝撃や水没などの負荷によって故障することが多いですが、
稀に自然劣化によって故障してしまうこともあります。