天理市長滝町 【iPadAir2】 リチウムイオンバッテリーの膨張
2024/06/23
スマートフォンやタブレット端末、またスマートウォッチのバッテリーには、
大概リチウムイオンバッテリーが採用されています。
このバッテリーはリチウムイオンが正極と負極を往復し、
デンキを生み出すしくみになっています。
従来、主流になっていたニッケル水素バッテリーに比べて、
小さい容量ながら大きなエネルギーを制御することができるので、
バッテリーの少量化が求められるスマートフォン等には
大変ありがたいバッテリーです。
ただ、このような充電式のバッテリーは永久的に使えるわけではなく、
使用を重ねるごとに機能が衰えていく消耗品でもあります。
劣化の代表例でいうと、「充電の持ちが悪くなる」といった症状ですが、
実はバッテリーは劣化によって物理的に膨張してしまうこともあります。
先ほど説明したように化学反応によって電気を生み出すしくみなのですが、
経年劣化が起きてくると内部で酸化が起こりやすくなってしまい、
それが続くとバッテリーがどんどん膨れ上がってしまうのです。
本日はiPadAir2のバッテリー膨張をご相談いただきました。
購入してから3年ほど使っているとだんだん画面が浮き上がってきたらしく、
内部を覗くとバッテリーが膨張している様子が確認できたとのことでした。
今回のような画面の浮きに関しては、
強い衝撃が加わったことによるフレームの婉曲や変形によって
起こってしまうこともありますが、
基本的にはバッテリーの膨張によって起こることがほとんどです。
今回は画面の変形などもなかったので、
バッテリー交換のみで画面を固定することができました。
当店でのバッテリー交換はデータもそのままでのお返しなのでご安心ください。
バッテリーの膨張によっての画面浮きは内部の部品故障や、
画面の液晶故障などのリスクがあるので早めの措置が大切です。
また、膨張はどんどんエスカレートしていく一方であり、
最終的には破裂や発火など身の危険にもつながりかねないので、
お使いの端末の画面や背面が浮いてきてしまった場合は、
即座にバッテリーの膨張を疑い修理店に相談しましょう。
当店はスマートフォンの修理だけでなく、
今回のようなiPad修理も幅広く対応しております。
メイン部品である画面やバッテリー、充電口の交換だけでなく、
・スリープボタン(電源ボタン
・ボリュームボタン
・ホームボタン
・バックフレーム
・カメラ(イン・アウト)
・イヤホンジャック
・スピーカー
など基本的にはすべての部品交換が可能となっております。
また、リンゴループ(リンゴマークが点滅しつづける症状)や起動不良、
水没などのイレギュラー修理もご対応可能ですので。
iPadの修理はぜひアイプラス奈良店にご依頼ください。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。