奈良市奈良山町 【iPadAir2】 画面が急に浮いてきた
2024/11/04
iPhoneやiPadを使用していると画面とフレーム(本体)の間に隙間ができ、
画面が浮いてしまうことがあります。
画面が浮いてしまう原因は大きく分けると2つあります。
1つは衝撃などによってフレームが曲がってしまうパターンです。
精密機器のフレームは意外にも強度はそこまで高くなく、
強い衝撃が加わってしまうとへこんでしまったり、削れてしまったり
変形して沿ってしまうこともあります。
当然、フレームは変形してしまうと画面をうまく固定できないので、
画面とフレームの間に隙間ができてしまいます。
2つ目がバッテリーの膨張による画面の浮きです。
バッテリーは劣化してしまうと機能性が衰えるだけでなく、
稀にガスが溜まってしまい物理的に膨張してしまうことがあります。
バッテリーが膨張してしまうとそれだけ画面が押し出されてしまうので、
必然的に画面が浮いてしまうのです。
また、精密機器の中ではバッテリーが背面側に搭載されているモデルもあり、
それらのモデルでバッテリーが膨張すると背面側が浮いてしまいます。
本日はiPadAir2のバッテリー交換をご依頼いただきました。
先ほど説明したバッテリーの膨張が起きてしまっており、
画面がかなり浮いてしまっている状態でした。
特に今回修理依頼をいただいたiPadAir2はこのバッテリー膨張が起こりやすいです。
iPadAir2のバッテリー交換は当店では即日修理ができるので、
修理時間2時間ほどで交換が完了しデータもそのままの状態でお返しさせていただきました。
今回のようなバッテリー膨張はバッテリー自体の発火や爆発などにもつながってしまうので非常に危険です。
また、膨張して画面が浮いてしまっていると内部がむき出しになってしまうので
外部から異物や水分が侵入してしまい内部部品の故障や基板の故障が起きてしまい、
余計な修理費用がかかってしまう可能性も出てきます。
なので、画面や背面が浮いてきてしまった場合はすぐにバッテリーの膨張を疑い、
修理店に内部の点検を依頼するようにしましょう。
今回はバッテリーの物理的な膨張でしたが、
やはりバッテリーで多いのは充電の持ちが悪くなるなどのバッテリー劣化です。
だいたいバッテリーの使用年数は2年ほどとされており、
使用頻度が高ければ高いほど劣化は早まっていきます。
劣化すると最初は充電の減りが早いといった程度ですが、
そのまま使用を続けてしまうと急に電源が落ちたり、起動不良になってしまいます。
なので、バッテリー交換は充電の持ちが悪くなるなどの劣化の初期症状がでてきたタイミングで
すぐにバッテリー交換をするようにしましょう。