奈良市飯守町 【iPhone12】 水分による起動不良の復旧修理
2024/02/20
iPhoneには画面と端末内部のフレームの隙間に耐水テープが搭載されております。
耐水テープは外部からの水分が内部に侵入してしまわないように保護する役割を持っております。
耐水テープは字で書く通り水に耐えるものとなっております。
防水の様に水分を防ぐものではありませんので、多少濡れてしまう程度でしたら大丈夫ですが
完全に水分に浸ってしまうなどの水没事故は防ぐことが出来ません。
仕組みとしてはパッキンのようなもので年月が経つにつれて劣化してしまうものになります、
悪化してしまうと耐水本来の機能が損なわれてしまいます。
耐水テープは水分が侵入しないようにするだけでなく、画面と粘着で止めている役割があります。
水分が一度で内部に侵入してしまい部品が故障してしまうと、自然乾燥により水分が抜け切った後でも
症状が改善してくれない事が多いです。
基盤は特に水没してしまった後に正常に動作していても後がのこってしまっているため、
急に電源が入らなくなってしまったり、データが破損してしまうリスクがあります。
また、多くは風呂場や雨、川や海などが水没原因の箇所になりますが
水分の中に含まれている成分が内部で水分だけ乾燥した後も残り続けてしまうので
乾燥して使用出来るからといい、修理店に出さないのは、
いつデータ急に消えてしまうかのリスクがあり危険な状態にあります。
修理予約フォームhttps://iphone-plus-nara.com/form_reserve/
万が一、端末が水没の事故に逢ってしまったら、落ち着いてまずは電源を切りましょう。
水没時に電源が消えている場合、消えてしまった場合には故障していないかと、
確認したい気持ちもありますが我慢しましょう。
電源を切ってしまえば端末内部の水分が広がってしまい重症化する前に止めることができます。
電源が入ったままにしておくと電気が流れている箇所に水分が触れてしまう事により、
ショート、部品の故障やデータの破損に直結してしまうからです。
水没したことで間接的にではなく、直接的にデータが破損、または消失してしまう可能性があります。
そうなってしまうと水没復旧修理をしたとしてもデータが戻ってくることは難しく、
データ復旧専門の業者に依頼しなければなりません。
電源を切った後は外面の水分をしっかり拭き取りましょう。
出来れば、この時点で修理店い持ち込んだ方がいいのですが、急な出来事で
都合が合わせられない方もいらっしゃっるかと思います。そんなときには
simカードを抜いて安静に置いておきましょう。水没してから端末を激しく動かしてしまうと
内部の水分が全体に回ってしまい無事だったはずの箇所まで水分が浸食しまい
故障箇所が増えてしまいます。故障箇所が増えてしまうと部品交換の場合は
料金が発生してしましまいます。
今回はお風呂場で使用していたところ湯船にうっかり落としてしまったとの事です。
完全に水分を防ぐ機能は備わっていないのでお風呂場での水没事故は重症化してしまうケースが
多いです。水没復旧の修理はまず、抜け切れていない内部の水分を除去していきます。
そのため、バッテリー等の部品を取り外し、基盤の下に残っている水分を外に吐きださせます。
水分の除去作業だけでもかなり時間が掛かり、大変な修理になります。
水分の除去作業の結果、端末が起動してくれました。
しかし、画面の液晶が水没により一部、故障してしまっており部品の交換作業が
必要になりました。水分により完全に故障してしまった部品は交換して頂く事で
他の部品の機能に異常がなければ問題なく使用して頂けるかと思います。
しかし、一度水没してしまった端末は修理しても不安定な場合がありますので
すぐにバックアップを取るなどして対策しましょう。