生駒市東山町 【iPhoneXR】 リンゴマークが付いたり消えたり…
2023/10/23
みなさんは「リンゴループ」という言葉を聞いたことはありますか。
これはiPhoneの不具合の1つであり、当店でも改善修理の依頼を多くいただいている不具合です。
iPhoneを使っている方ならご承知のことですが、iPhoneは起動時に
開発社Appleさんのロゴマーク「リンゴマーク」が表示されます。
通常であればその状態が数秒続いた後、アプリの画面が表示され普段通り使用ができます。
「リンゴループ」というのはこのリンゴマークが付いたり消えたりを繰り返し、
そこから一向に進めなくなる症状です。
この症状は自然に治ることはなく、起動しない状態と変わりないので、
データを取り出すこともできません。
リンゴループに陥る原因はいくつかあり、目立った前兆等がない限り、
すぐに原因を判断することは難しいです。
ですが、リンゴループの症状度合いによってはおおよその原因を特定できることがあります。
リンゴマークが数十秒表示されたあとに画面が消える場合は、
iOSアップデートの失敗や、ストレージ容量不足などの「ソフトウェア問題」が
原因の可能性が高く、
リンゴマークが数秒だけ表示され画面が消える場合は、
iPhone内の部品や、基板の故障などの「ハードウェア問題」が原因の可能性が高いです。
本日お客様からお預かりした端末は落としてしまってから、
リンゴループに陥っている状態でした。
この場合は衝撃によってiPhoneの部品が故障してしまった(ハードウェア問題)ために
リンゴループに陥ってしまったと判断ができます。
リンゴループに関係する部品はバッテリー・画面・近接センサー・基板です。
近接センサーと基板という言葉は聞きなれない方も多いかと思います。
近接センサーとは「耳元での通話中にiPhoneの画面を映らなくしてくれる機能を
持ったセンサー部品」です。
この部品があるおかげで、通話中に気づかず画面に触れてしまい誤作動をしてしまう
事態を防ぐことができます。
基板とは「それぞれの機能を持った部品を配置する板」です。
他にもさまざまな働きがありますが、基板は端末を支える上で非常に重要な部品です。
画面・カメラなどの部品はコネクターという線で基板に繋がれており、
そこから配電を行うことによって機能が果たせるようになります。
この基板が故障すると、今回のようなリンゴループだけでなく
完全に電源が入らなくなる「起動不良」状態になることもあります。
まず、当店で行える作業から行っていくため、
画面・バッテリー・近接センサーの仮付けから始めていきました。
仮付けとは部品を本体に完全に固定せず、コネクターだけを基板につなぎ、
端末が起動するかどうかを確認する作業です。
今回の端末は部品の仮付け段階では起動せず、
内部の基板が故障している可能性が高くなりました。
基板修理となると、当店で行える作業ではなく、
提携している業者さんの方に1度端末を送り、修理を始めてもらう流れとなります。
そのため、1週間ほどのお日にちと少し高い料金がかかってしまいます。
ですが、そちらの業者さんで行う修理は端末復旧に合わせて、
データの復旧も行う修理となっております。
リンゴループや起動不良になってしまった端末は、iCloudなどにデータのバックアップを
取っていなければ新規の端末を買われたとしてもデータの移行ができません。
その点、当店で基板修理を依頼していただけば、ほとんどの確率で端末・データともに復旧した状態で
お返しすることができます。
少し高い料金がかかるといっても、本体交換に比べればはるかに安い価格で
修理が可能なのでぜひ基板修理をご依頼ください。
今回のお客様も基板修理を依頼され、端末・データともに復旧した状態でお返することができました。
当店は奈良市、大和郡山市、生駒市、宇陀市、天理市、木津川市、などから
日々多くの修理案件をいただいております。
みなさまのご来店心よりお待ちしております
ご予約はこちらからhttps://iphone-plus-nara.com/form_reserve