奈良市陰陽町 【iPhoneSE2】 充電が急激に減る
2023/10/23
当店でいただく修理依頼の中で最も多いのはバッテリー交換です。
モデルやその日の立て込み具合にもよりますが、基本的にバッテリー交換は
30分ほどで完了します。
iPhoneのバッテリーはリチウムイオンバッテリーというものが使われています。
このバッテリーは正極と負極の2つの電極を持ち、
その間をリチウムイオンが移動することで「充電」と充電によって溜めた電気を
動画視聴やネット検索などで消費する「放電」の2つの働きを行うしくみです。
このリチウムイオンバッテリーは小さい容量ながら大きなエネルギーを蓄えることができるので
Android、Applewatch、iPad、また任天堂switchなどにも使われています。
iPhoneの充電は「高速充電」と「トリクル充電」の2つの段階があります。
高速充電は0%から80%までの充電段階であり、名前通り、より早くより大きい電気を
端末に送ることが可能です。
一方、80%から100%まではトリクル充電の段階へと変わり、ゆるやかな充電スピードになります。
理由としては、バッテリーの劣化を少なくし、より耐用年数を延ばすためです。
今回お客様からお預かりした端末は、充電の減りが早く、
十分な残量があるのに急に電源が落ちてしまうという症状が起きていました。
これはバッテリーの劣化による症状です。
iPhoneは設定上からバッテリーの最大容量という数値が確認できます。
この数値はバッテリーの劣化具合を示す数値であり、定期的に診断することで、
交換時期かどうかを確認することができます。
この数値が85%前後にまで劣化してくると、バッテリー交換を行った方がいいと
iPhoneを開発されたAppleさんは推奨されています。
今回のお客様の端末のバッテリー最大容量は75%であり、
かなり劣化が進んでいる状態でした。
最大容量は具体的にどのような数値かというと、
「充電の残量が100%と表示されているときに実際に使える充電量」のことです。
つまり、今回のお客様の場合は、どれだけ満タンに充電したとしても
75%分しか使えない状態ということです。
みなさんも最大容量は定期的に確認し、交換が必要となれば速やかに修理をしましょう。
バッテリーの寿命は約2年前後、充電回数でいうと500回前後とされています。
iPhone自体高額なお買い物であるため、2年程で劣化が見られると不良品かもしれない
と思う方もおられるかもしれませんが、実際には通常の劣化スピードといえます。
リチウムイオンバッテリーは使用頻度が上がれば上がるほどその分劣化する
つくりになっているので劣化スピードは人それぞれでもあります。
バッテリーは、上記で説明した「充電」と「放電」を同時に行ったり、
またどちらかに偏らせすぎてしまうことでみるみる劣化していきます。
そのため、なるべくどちらの働きとも均等になるように使用していきましょう。
また、満充電状態で充電をし続けることも劣化を早める原因であるため、
そちらも気をつけていきましょう。
当店はiPhone修理店であり、奈良市、生駒市、大和郡山市、宇陀市、天理市、木津川市、
などからご来店される方が多いです。
お近くにお住まいの方はぜひお気軽にご来店ください。
ご予約はこちらからhttps://iphone-plus-nara.com/form_reserve