生駒市上町台 【iPhone12pro】 水没端末の修理
2023/10/30
現在、iPhoneにはまだ完全な防水対策はされておりません。
そのため、浸水状況などによっては水没状態になってしまうことがあります。
iPhoneは水没してしまうと、起動はしても画面が真っ暗になったり、
起動時に表示されるリンゴマークから一向に進めなくなってしまったり(リンゴループ)、
また、完全に電源が入らなくなることもあります。
また、部品それぞれに不具合が出てくる場合もあります。
いくつか例を挙げると、
画面→タッチが効かない、画面に線やにじみができる
バッテリー→充電が溜まらなくなる、急激に減りが早くなる
カメラ→カメラ画面にしても真っ暗
スピーカー→動画の音や着信音が出ない
などの不具合が引き起こされることが多いのです。
これらの症状は水没直後に出ず、後日になって現れることもあります。
理由としては、水没の影響は徐々に広がっていくこともあるためです。
完全な防水対策はないと説明させていただきましたが、
iPhoneには内部の見えない部分に「耐水テープ」というテープが搭載されています。
このテープは画面と本体の間に粘着として端に貼られているため、
外部からの水やホコリを入りにくくしてくれる役割を持ちます。
このテープがあることによって、雨が当たったり、飲み物をこぼしてしまった程度であれば
水没を防いでくれることが多いです。
また、短時間の浅い浸水であればこれも耐えてくれることがあります。
本日お客様からお預かりしたiPhoneは水没してから、リンゴループに陥ってしまっている状態でした。
今回であれば、リンゴループの原因はすぐに水没と断定できますが、
他にも衝撃や部品の自然劣化、
また、iOSのアップデートミス、容量不足などでもリンゴループは引き起こされます。
まず、今回のような場合はもちろん、水没復旧作業から始めていきます。
当店の水没復旧作業の手順は以下の通りです。
・画面を開封し、本体から画面を外す
・本体の内側に向けてエアダスター(空気のスプレー)を全体にふりかけ、
溜まっている水分を真ん中に追い出す
・真ん中に追い出した水分をティッシュで拭きとる
・すべての水分を拭きとった後、本体を扇風機に当てる
・各部品のコネクター(部品と本体をつなぐ線)を洗浄液で洗浄する
これで水没復旧作業の完了です。
ですが、実際この措置だけで水没による症状が改善されることは珍しいです。
水没の影響が部品にまで渡り、部品の故障を起こしている場合が多いためです。
今回の端末も、水没復旧作業だけでは症状は改善せず、
画面の交換を行うことで初めてリンゴループが改善されました。
お時間は水没復旧作業、画面交換合わせて1時間30分ほどで完了しました。
今回は、水没によるリンゴループの改善修理でしたが、
当店でよくいただく修理依頼は画面交換とバッテリー交換です。
2つとも多くの在庫を確保できているので、ほとんどの場合は即日で修理が可能です。
画面交換を希望される方は、落下などの衝撃によって画面が割れてしまい、
液晶故障(タッチ不良や画面表示不良)が起きてしまった方が多いです。
バッテリー交換に関しては、充電の減りが早いや充電が溜まらないなどで
お悩みの方がご希望されます。
バッテリーは画面と違い、ほとんどの場合は自然劣化によって機能が衰えていきます。
寿命は約2年前後、充電回数でいうと500回前後とされています。
もちろん使用頻度にもよりますが、そこまで長い寿命とはいえないので、
定期的な交換が必要になってきます。
また、その他にも充電の差し口、カメラ、スピーカーなどの交換修理も可能です。
iPhoneの不具合はぜひアイプラス奈良店にご相談ください。
当店は奈良市、大和郡山市、生駒市、天理市、宇陀市、木津川市、などから
ご来店される方が多いです。
みなさまのご来店心よりお待ちしております。
ご予約はこちらからhttps://iphone-plus-nara.com/form_reserve