宇陀市菟田野別所 【iPhone12Pro】 イヤースピーカー故障によるリンゴループ
2023/12/08
みなさんは「リンゴループ」というiPhoneの不具合を聞いたことはあるでしょうか。
これはiPhoneの起動時に表示されるリンゴマークが点滅を繰り返し、
一向にいつものアプリ画面に進まないという非常に厄介な症状です。
この状態だと、通常の操作はもちろん行えないですし、データの移行も行えません。
このリンゴループに陥る原因はさまざまあるため、お持ち込みいただいた端末の
リンゴループになる前の状況などを詳しくお聞きしてから修理を始めていきます。
具体的には、iOSのアップデートミス、容量不足、画面・バッテリー・イヤースピーカー・基板
などの部品故障によって引き起こされます。
イヤースピーカーとは、耳下での通話の際に音声を出してくれるスピーカーです。
一見、「リンゴループに関係ない部品では?」と思えますが、
実はかなりリンゴループと結びついている部品でイヤースピーカーを交換したら
リンゴループが治ったというパターンはよくあります。
また、基板とは本体の部品を繋いでいる板のことであり、この基板から各部品に配電が
行われ各々の機能が使えるしくみになっています。
基板は本体を支える上で1番重要な部品であるため、故障してしまうとリンゴループ・
起動不良(電源が入らない)になってしまうことが多いです。
iOSのアップデートミスはアップデート中に充電が少なかったり、回線状況が悪い状態だと
起こってしまうことがあるので注意しておきましょう。
本日お客様からお預かりした端末は1度地面に落としてしまってから
リンゴループになってしまっている状態でした。
最初に、当店専用のソフトに繋いでリンゴループの脱出を試みましたが改善されず、
部品が衝撃によって故障してしまう可能性が考えられました。
その部品が故障しているかは部品の仮付けという手段を用いて調査します。
仮付けとは元々ついていた部品のコネクター(部品と基板をつなぐ線)を外し、
新しい部品のコネクターを繋ぎ、症状が改善されるかを確かめる手段です。
完全な部品交換を行うのではなく、機能的に新品の状態にするだけなので
速やかに原因を探ることができます。
今回はイヤースピーカーを仮付けした段階でリンゴループから抜け出すことができたので
その後完全な部品交換を行い無事リンゴループの改善は完了しました。
今回のような衝撃によるリンゴループは原因が複数ある場合もあるので、
例えば、イヤースピーカーと画面を仮付けして初めて症状が改善されるパターン
などもあります。
ちなみに、自店で仮付けする部品は画面・バッテリー・イヤースピーカーの3つで
それらの部品を全て仮付けしたとしても改善されなかった場合は
基板が原因だと判断ができます。
基板修理も当店では可能となっており、他の部品交換とは異なる提携している業者での
修理となるため受付から約1週間後に端末をお返しさせていただきます。
iPhoneやiPadなど多くの精密機器の画面交換はかなり値段が張ってしまいます。
そのため、画面が割れないような対策をすることは重要になってきます。
一般的に画面保護対策といえば、保護フィルムがあり
多くの人がお使いの端末に貼られているかと思います。
もちろん、保護フィルムも立派な保護対策ではあるのですが、
上から貼り付ける手法のため、画面の角や端までの保護が行き届いていません。
また、この角や端はiPhoneの弱点でありそこから衝撃が入ってしまい
結果的に画面全体が割れてしまうパターンがあります。
当店にはガラスコーティングという画面保護対策があり、
これは液体を塗り込んで保護するという手法のため、
フィルムのように場所を問わず、弱点の角や端まで最高強度で守ることができます。
修理とセットで割引サービスがあり、お時間も5分ほどで完了するので
ぜひ修理のついでにガラスコーティングもご体験ください。