奈良市今辻子町 【iPhone11】 水分はiPhoneにとって大敵
2024/01/19
iPhoneを含めた多くの精密機器にとって水分は大敵とされています。
携帯端末として使用するものですから、トイレやお風呂に落としてしまったり、
川や海で遊んでいる時にうっかり浸水させてしまうこともそこまで珍しくはないかと存じます。
iPhoneの画面と本体の間の4隅には耐水テープというテープが貼られています。
これは粘着性でもって外部からの水やホコリを入りにくくするものとなっており
iPhoneの防水性、防塵性を高めてくれるテープです。
このテープがあるおかげで、雨などが端末に当たっても水没状態にならないことが多いのですが、
これはあくまで防水性を上げる機能であり、完全な防水機能ではありません。
そのため、浸水などのダメージが加わると耐水テープでも守りきれず水没状態になってしまうことがあります。
iPhoneの水没によって起こる症状はさまざまですが、よくあるのが画面のブラックアウトです。
ブラックアウトとは画面が全く映らない状態のことです。
起動はしている状態なので通知音や着信音などは通常に鳴ります。
本日、お客様からご相談いただいた内容も水没による画面のブラックアウトでした。
このような場合は、内部の水分の取り除きと画面の交換が必要になります。
実際、水没している端末は写真を見てもわかる通り、かなり目に見えて水分が入っています。
写真に写っている水分だけでなく、部品に隠れている水分もスプレーをふりかけ、
外に出し綺麗に拭きとった後、最後は扇風機に当ててじっくり乾燥させていきます。
その後、画面交換をさせていただき無事画面が正常に映るようになりました。
水没によって起こる症状を具体的に挙げていくと、
・画面の液晶故障が起きる(ブラックアウト、白や黒の滲み)
・タッチの不具合が起きる
・バッテリー機能が衰え、急激に充電が減る
・スピーカーが故障し、音に不具合が出る
・起動しなくなる
などの厄介な症状が多いです。
どのような症状が起きた場合でもまずは内部の水分の取り除きを行った後、
原因と思われる部品を交換するという修理の流れとなります。
また、水没させてしまってもすぐに症状が現れないこともあります。
しかし、そのまま放置してしまうと各部品に徐々に水没のダメージが広がってしまうことが多いので、
「水没させてしまったかも」と思った場合は、ぜひ当店に内部の点検からご相談いただければと思います。