奈良市高砂町 【iPhone13Pro】 ケーブルを差しても充電反応が出ない
2024/01/24
みなさまもご承知の通り、iPhoneは使用を続けると充電残量が減っていき、
そのまま放置し0%になってしまうと電源が落ちてしまいます。
そのため、使っていくうえで充電は必須なわけですが、
精密機器というデリケートなものであるため、
部品故障などによって充電ができなくなってしまうことがたまにあります。
「充電ができなくなった」と一概に言っても2通りあり、
充電マーク(右上の残量表示に出る雷マーク)は出るものの、残量が増えていかないという場合と
そもそも充電マークが出ないという場合とがあります。
残量が増えていかない症状はバッテリーの劣化による症状です。
バッテリーの劣化の症状でいうと、充電の減りが早くなるといった症状が代表的ですが、
充電の溜まりが遅くなるといった症状も起こる場合があります。
充電マークが出ない症状に関しては、もちろんiPhoneの部品劣化によって起こる場合もあるのですが、
充電ケーブルに問題がある場合も意外と多いです。
充電マークが出ない状態というのは、充電の差し口がケーブルを感知できていない状態であるため、
差し口やケーブルの劣化による接触不良や内部の基板の故障が考えられます。
まずはすぐに試せる充電ケーブルの交換をし、充電マークが正常に出るをどうかを確認し、
それでもマークが出ないようであればiPhone修理を依頼する流れが好ましいかと思います。
本日お客様からお預かりさせていただいたiPhone13Proは充電マークが全くでない状態でした。
充電ケーブルを替えても症状が改善されないとのことだったので、
iPhone内に問題があるということになります。
マークが全くでない場合は、充電の差し口であるドックコネクターか、基板の故障が考えられます。
基板とは「それぞれの部品を設置している板」のことです。
本体を支えるかなり重要な部品であるため、故障してしまうと今回のように充電ができなくなるだけでなく、
電源すら入らなくなってしまうことも多いです。
今回の修理はまずドックコネクターの仮付けから始めていきます。
仮付けとは、元々の部品と基板をつないでいる線を外し、
新しい部品の線を基板につなぎ、症状の改善が見られるかどうかを確認する手法です。
今回はドックコネクターの仮付け段階で、充電反応が正常に戻ったので、
その後完全に部品を交換させていただき修理が完了しました。
もし、仮付け段階で充電反応がなければ基板が原因だと判断ができ、
基板修理のご案内をさせていただく流れとなります。
ドックコネクター交換に関しては、基本的には修理後に1ヶ月の保証をつけさせていただきます。
そのため、もし交換後にまた充電に不具合が出てしまった場合でも、
保証期間内であれば1回まで無償交換をさせていただきます。
ご予約はこちらからhttps://iphone-plus-nara.com/form_reserve
今回、交換させていただいたドックコネクターですが、故障してしまう原因はいくつかあります。
①物理的な負荷→部品にずれやゆるみが出てしまう
②異物の入り込み→ほこりや砂が内部に詰まってしまうとケーブルとの接触不良が起こる
③水没→外部からの水の侵入により、ショートしてしまう
(また、湿気などによって腐敗してしまうこともある)
④自然劣化
以上がドックコネクターが故障する主な原因です。
さまざまありますが、自然劣化による故障が1番多いとされています。
また、ドックコネクターは充電の差し口と本体下部のマイクが一体型になっているので、
通話の際に自分の声が相手に聞こえずらいような症状もドックコネクターの交換で改善されることが多いです。