天理市新泉町 【iPhone11】 リンゴマークが点滅する
2024/02/29
iPhone起動時に表示されるリンゴマークが消えずに点滅し続ける症状を
「リンゴループ」といいます。
かなり不思議な症状ではありますが、実はよく修理相談をいただくお悩みです。
お客様に明確な原因の心当たり(衝撃など)があってリンゴループになってしまう場合もあれば、
何の心当たりもなく急にリンゴループになってしまう場合もあります。
リンゴループ状態ではデータの取り出しも行えないため、
本体を新しく買ったとしても元々のデータを移行することができません。
その点、当店に修理相談をいただければ端末とともにデータの移行も合わせてできるという
大きいメリットが生まれてきます。
また、料金に関しても本体価格よりはるかに安く抑えることができるので、
修理での復旧を強くおすすめします。
リンゴループの原因に関してはいくつかあり、
基本的には原因をが探りながらの修理対応をさせていただいております。
まず、お客様自身でリンゴループになってしまった原因の心当たりがあるかどうかお聞きし、
明確に原因の推定ができればそのまま修理を開始し、
特に心当たりがない場合は、内部の点検などをしていきながら修理箇所を探っていくという流れです。
今回はiPhone11のリンゴループ改善をご依頼いただきました。
原因の心当たりについてお聞きすると、少し前に端末を落としてしまい、
しばらくは無事に使えてはいたが急にリンゴループになってしまったとのことでした。
加えて、落としてから顔認証(FaceID機能)が使えなくなってしまったとのことでした。
このFaceID機能が搭載されているイヤースピーカー部品の故障によってリンゴループになってしまうことはかなり多く、
今回もその原因の可能性が高く感じられました。
イヤースピーカーは、耳元での通話の際に音を出してくれるスピーカー部品です。
このイヤースピーカーには、FaceIDだけでなく近接センサーという通話の際の誤操作を避けるために
自動で画面を暗くしてくれる部品も一体型として搭載されています。
ちなみに耳元での通話音以外の音はラウドスピーカーというもう1つのスピーカーによって再生されています。
修理ですが、イヤースピーカーは画面上部に取り付けられている部品であり、
まず画面を開封し、画面と本体を分離させた後、
画面からスピーカーや近接センサーなどを丸ごと取り外し、新しいイヤースピーカー部品を取り付ければ完了します。
今回、イヤースピーカーの交換によって無事リンゴループ症状を改善することができました。
修理時間も30分ほどとすぐに完了しました。
今回のような部品の故障によってリンゴループが起きてしまうことはよくあるのですが、
iPhoneのストレージ容量不足によってリンゴループが起きてしまうこともあります。
また、同じシステム関連でいうと、iOSのアップデートミスによってリンゴループが起きてしまうことも多くあります。
iOSのアップデート中に充電残量が少なかったり、回線状況が悪いと
アップデートを正常に行うことができず、急に電源が落ちてしまい、
そこからずっとリンゴループになってしまうというパターンです。
このような状態になった場合は、部品の交換などでは改善することができず、
正しくアップデートをやり直す必要があります。
当店にご相談いただければ、専用のソフトを用いて正常かつ安全なアップデート作業を進めさせていただきます。