天理市三島町 【iPhoneXR】 落としてからリンゴループに…
2024/03/10
今回修理依頼をいただいた「リンゴループ」とは、
iPhone起動時に表示されるリンゴマークが点滅し続け、一向に待ち受け画面が表示されないという症状です。
この状態だと当然画面操作が行えないので、新しく端末を購入したとしても、
元々のデータを移行することができません。
このリンゴループは軽度な場合と重度の場合があり、
軽度なものだとiPhoneの強制再起動で治ることがあります。
強制再起動とは通常の電源オフよりもリセット力が強い再起動方法です。
機種によって強制再起動方法は異なるのですが、
ネットで検索していただければすぐに方法が出てくるので、
リンゴループになってしまった場合は1度強制再起動を試していただければと思います。
先ほどリンゴループになってしまうと新しい端末にデータの移行ができないとご説明しましたが、
当店での修理では端末の復旧に加えてデータも復旧することができます。
リンゴループの原因はいくつかあるため、その端末の必要な修理箇所に応じて修理料金は変わってきます。
ただどれだけ修理料金が高くなってしまったとしても、
本体交換や新機種の購入の料金よりははるかに安く料金を抑えることができます。
そのため、リンゴループが起きてしまった場合は、
ぜひ当店に修理を依頼していただければと思います。
今回はiPhoneXRのリンゴループ改善をご依頼いただきました。
先ほども説明しましたがリンゴループの修理は原因の特定がまず第一になります。
最初にお客様にリンゴループになってしまった原因に心当たりがあるかどうかをお聞きし、
なにか明確な心当たりが分かれば原因の判断が容易になります。
今回のお客様は端末を地面に落としてからリンゴループになってしまったとのことだったので、
衝撃による部品故障か基板の故障が考えられました。
リンゴループに関係する部品としては画面、バッテリー、近接センサーがあります。
近接センサーとは通話の機能を果たしてくれている部品であり、
iPhoneXRであればイヤースピーカーという部品と一体型になっています。
まずは各部品を仮付けしていき、リンゴループの症状が改善されるかどうか確認していきます。
今回は画面を仮付けした段階でリンゴループ症状が改善されたので、
画面が原因と判断でき、そのまま部品交換までさせていただきました。
各部品を仮付けしても症状の改善が見られなかった場合は基板が原因と判断できます。
基板とは各部品を設置している板のことです。
この基板は本体を支えているかなり重要な部品であるため、
故障してしまうと今回のリンゴループだけでなく、
全く電源が入らなくなってしまう起動不良が起こってしまう場合もあります。
リンゴループになってしまう原因は部品や基板の故障だけではありません。
よくリンゴループが起こってしまう原因としては、iOSのアップデートミスがあります。
iOSのアップデートを充電残量が少なかったり回線状況が悪い状態で行ってしまうと、
途中で電源が落ちてしまいそのままリンゴループになってしまいます。
設定でiOSの自動アップデートをオンにしていると、
寝てる間に勝手にアップデートが行われてしまい充電残量の問題などで
リンゴループが起こってしまうことがあるので、
自動アップデート設定はオフにしておきましょう。
また、同じシステム関連でいうと容量ストレージの不足もリンゴループの原因になることがあります。
購入時の容量サイズを超えなければ大丈夫そうに思えますが、
実際には2Gぐらいの空きがある場合でもリンゴループになってしまうことがあります。
ストレージ容量には気を配りながらiPhoneを使用していきましょう。