天理市武蔵町 【iPhoneXR】 リンゴマークのまま動かない
2024/05/11
iPhoneやiPadなどのApple製品の不具合の1つに「リンゴループ」という不具合があります。
聞きなれない方もいらっしゃるかと思いますが、
起動時に表示されるリンゴマークが点滅し続けるという変わった症状です。
基本的には点滅状態が多いのですが、
稀にリンゴマークが一向に消えないというリンゴループ症状もあります。
この少し変わったリンゴループですが、
実は以外に陥ってしまうことは多く、当店へのご相談も非常に多いです。
リンゴループは一応起動はしている状態ではあるのですが、
リンゴマークの表示のみなので、当然ながらアプリ操作などはできず、
データの取り出し・移行も行えません。
このリンゴループ症状ですが、原因がはっきり断定できない少し厄介な症状でもあります。
そのため、修理相談をいただいた際は、
まずお客様にリンゴループになってしまった原因に心当たりがあるかどうかをお聞きします。
(落としてしまった、水没させてしまった、充電の減りが早かったなど)
この時点で明確に原因が判断できれば、修理をスムーズに進めることができるのですが、
もちろん何の前兆もなく急にリンゴループになってしまうことも多いです。
その場合は内部の点検や部品の仮付けなどを行い、原因を探ってから修理を進めていきます。
本日はiPhoneXRのリンゴループ改善をご依頼いたただきました。
具体的にリンゴループの原因としては、
部品故障(画面、バッテリー、近接センサー)、基板故障、
ストレージ容量の不足、iOSのアップデートミスなどがあります。
近接センサーとはiPhoneのイヤースピーカー(耳元での通話音を出すスピーカー)に搭載されており、
通話の際に自動的に画面を暗くしてくれる部品のことです。
一見、リンゴループには関係ないように思えますが、
この部品の故障によってリンゴループになってしまうことも多くあります。
今回の端末は寝てる間にリンゴループになってしまったとのことだったので、
iOSの自動アップデートのミスの可能性が高いと考えられました。
多くの方はiPhoneの設定上で自動アップデート機能がオンになっており、
新しい更新情報がリリースされると端末が自動的にアップデートを行います。
そのアップデート中に充電残量が少なかったり、回線状況が悪いと
途中で電源が落ちてしまいリンゴループになってしまいます。
そのような場合は正しくアップデートをやり直す必要があるので、
当店専用のソフトを使い安全なアップデートを進めていきます。
今回もソフトによってアップデートを行うことで、無事リンゴループを改善することができました。
最新iOS17.4.1について(引用元:SBAPP)
先ほど上記で基板故障によってリンゴループが起きてしまうとご説明しましたが、
基板という言葉を聞いたことがあってもイメージがつきにくい方もおられるかと思います。
基板とは簡単にいうと、iPhone内の各部品を設置している板のことです。
各部品(画面、バッテリー、カメラ等)は、
この基板から配電を受けて各機能が果たせるようになっているのです。
そのため、基板は人間で例えると心臓と呼ばれるほど大事な部分であり、
故障してしまうと、今回のリンゴループだけでなく、
完全な起動不良、また充電ケーブルを差しても反応が一切出ない充電不良などが
起こることが多いです。
この基板は衝撃や水没などの外的要因によって故障することが多いのですが、
稀に自然劣化によって故障してしまうこともあります。
当店ではこの基板の修理も可能となっており、
部品交換等によって症状が改善されない場合は、
基板修理のご案内をさせていただいております。