奈良市大和田町 【OPPOReno3A】 電源が入らなくなった
2024/06/01
ご承知の方も多いかと思いますが、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンが
故障を起こすことはそこまで珍しいことでもありません。
画面が割れてしまったり、充電ができなくなったり、
スピーカーの音が聞こえなくなったりなどさまざまな故障が挙げられますが
それらの症状の中に「起動不良」というものがあります。
名前からも想像がつきやすいですが、
完全に電源が入らない状態であり1番重度な故障といえるでしょう。
起動不良は急な自然故障で起こったり、
衝撃や水没などのあからさまな外的要因が加わって起こることもあり、
基本的にはバッテリーか基板の故障が原因になってきます。
スマートフォンやタブレット端末に内蔵されているバッテリーは
あくまで消耗品であり使用年数は2年ほどとされています。
劣化が始まってくると充電の持ちが悪くなっていき、
そのまま劣化を放置してしまうと最終的には起動不良が起こります。
基板に関してはバッテリーを含めたすべての部品を設置している板であり、
故障するとバッテリーへの配電ができなくなってしまうので
起動不良になってしまうことは想像がつきやすいです。
本日はOPPOReno3Aの起動不良をご相談いただきました。
起動不良の修理相談をいただいた際はまず、
起動不良になってしまった原因に心当たりがおありかどうかをお聞きします。
今回のお客様はもともと充電ケーブルを差しながらじゃないとすぐに電源が落ちる
というバッテリーの劣化を感じられておられました。
また背面とフレームの間に隙間ができており、
バッテリー自体が膨張している様子も確認できたので、
バッテリーの故障による起動不良が起きていると判断ができました。
早速、分解を進めていき古いバッテリーの線を外し、
新しいバッテリーの線をつなぐと無事起動が確認でき、
各部品の動作も問題がなかったのでそのままバッテリー交換をさせていただきます。
元のバッテリーは写真を見ても分かる通り、かなり膨張していたので
劣化が著しく感じられました。
スマートフォンに内蔵されているバッテリーは、「リチウムイオンバッテリー」と呼ばれており、
化学反応によって電気を生み出し、高速充電に向いているバッテリーです。
ただ、バッテリーが劣化してくると内部で酸化が起こるようになり、
それが続くと今回のような背面を押し出すほどの膨張につながってしまいます。
膨張してしまうと必ず起動不良になるというわけではなく、
動作に問題がないこともあるのですが、
膨張を放置してしまうとバッテリー自体の発火・破裂や
他の部品故障を招く可能性が非常に高いので危険です。
もし、特に端末に衝撃を加えたわけでもないのに、
画面や背面が浮き上がってきた場合はバッテリーの膨張を疑い、
当店アイプラス奈良店に端末をお持ち込みいただければと思います。
また、バッテリー以外の修理も幅広く対応していますので、
精密機器の不具合はぜひお気軽にご相談ください。