生駒市仲之町 【iPhone13】 バッテリー膨張
2024/10/06
iPhoneやAndroidなどのスマートフォンに使用されているバッテリーには、
リチウムイオンバッテリーが採用されています。
このバッテリーはリチウムイオンが正極と負極の間を行き来することで、
充電と放電(充電によって貯めた電気を消費する働き)を行うしくみになっています。
他のバッテリーと比べて小さい容量ながら大きなエネルギーを制御できるという利点があるため
スマートフォンなどの小型精密機器にはうってつけのバッテリーといえます。
ただ、多くの方がご承知のようにバッテリーは永久的に使えるわけではなく、
使用を重ねるごとに機能が衰えていく消耗品です。
充電の持ちが悪くなるという症状が一番代表的ではあるのですが、
劣化によってバッテリーが物理的に膨張してしまうということもあります。
リチウムイオンバッテリーが劣化してくると化学反応中に酸化が起こってしまい。
内部にガスが溜まりやすくなってしまいます。
そのような事態が続いてしまうと最終的には目で見てあからさまなほどの
膨張につながってしまうのです。
本日はiPhone13のバッテリー交換をご依頼いただきました。
お預りした時にはバッテリーの膨張によって画面が浮き出てしまっている状態でした。
画面が浮いてしまうという症状は基本的にはバッテリーの膨張によって起きます。
すぐにバッテリー交換をさせていただき、無事画面をきちんと固定した状態でお返しさせていただきました。
当店のiPhoneのバッテリー交換は30分から1時間ほどで完了し、データもそのままの状態でお返しが可能です。
バッテリーが膨張し画面が浮いた状態で使用を続けてしまうと、
外部からの水分やほこりの侵入によって内部部品が故障してしまったり、
画面が押しあげられ液晶故障が起きてしまう可能性が非常に高くなります。
なにより、バッテリー自体が発火したり爆発してしまうという事態が
一番危険なので膨張バッテリーは放置せずに早めに交換するようにしましょう。
今回は物理的なバッテリーの膨張でしたが、
やはりバッテリーの劣化は充電の持ちが悪くなったり、
充電速度が遅くなるといった機能的な衰えが一般的ではあります。
もちろん、充電の持ちが悪くなってきたと感じるタイミングでバッテリー交換を行えば問題ないのですが
iPhoneの場合は設定上からバッテリーの劣化具合を数値として確認することができます。
iPhoneの設定→バッテリー→バッテリーの状態と充電と進んでいくと、
バッテリーの最大容量というのが%表記で表示されます。
この最大容量とは端末が満充電された状態で実際に使える充電量のことであり、
劣化具合の指標として役立ちます。
この最大容量が85%前後になってしまうと交換をした方がいいという合図なので、
ぜひ定期的に確認していただければと思います。